30代男の食卓

作った料理、読んだ本

煮すぎない煮魚

ブリの切り身は、しょうゆとみりんとで漬け込んでおく。

しょうがの薄切りも一緒に。

十分に浸みてから、鍋でさっと煮ておしまい。

 

出来上がりの色が物足りない気がするのだけれど、

味は十分。ふっくらとした仕上がり。

 

こうした煮魚に合う日本酒は、けっして獺祭十四代

ではないと思うのだけれど如何に。

小説と同じで、流行りの、よく売れる本が良作とは限らない。

獺祭十四代では、エンタメ小説の賞である直木賞は獲れても、

芥川賞(まあ、無条件に納得のいく受賞作ばかりではないですが)

は獲れない。

 

で、どんな日本酒がいいかといえば、たとえば、

長谷川酒造「越後長岡京 特別本醸造」など。

 

獺祭十四代は料理に使う気にならないけど、

(カシスソーダを料理に使う気にならないのと一緒で)

料理に使えるような味わいの日本酒こそ、料理に合う。